最近、“Young At Heart” と言う映画を見ました。“気持ちは若く”と言った意味でしょうか。平均年齢70歳、いや、それ以上の高齢者がロックミュージックに挑戦し、コンサートを終えるまでのドキュメンタリータッチの映画です。メンバーの多くが癌患者であったり、心臓に障害があったり、明日の命も知れない状態でありながら歌うことに命を燃やす情熱が感動を与えてくれました。
映画の中で私自身が特に心を動かされた場面は、メンバーの一人が体調を崩し、救急車で運ばれていく状況の中で、救急隊員が、彼を、まるで旧友に話しかけるようにファーストネームで呼んでいたときの一シーンに感じた、人から伝わってくる暖かさでした。自分自身が同じ状況であったとき、苗字で呼ばれるよりもっと親しみを感じられるような呼ばれ方をすれば、「あー、自分のことを気にしてくれているんだ」と思えるでしょう。でも、日本語の世界ではそんな呼ばれ方をする想像がつきません。そんなときの英語っていいなって思いました。
英語の世界で嬉しがらされたり、楽しまされる事って本当にたくさんあります。互いの文化の共通点や相違点を知って、納得し、ニンマリする事は小さいようで大きな喜びです。
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ファーストネームの文化
春の訪れ
春は、卒業、入学、退職、就職、いろんな事が終わって、始まるシーズンです。春は、英語で Spring と言いますね。この Spring には他に〈跳ねる)、そうですバネもスプリングと言いますよね。それに、泉、湧水{ゆうすい}と言う意味、温泉は、 Hot Spring ですし、とにかく、何かが「勢いよく飛び出す」的な雰囲気の意味を持つ言葉です。だから、春にはたくさんの植物が芽を吹き出すのでしょう。
エポック・サークルでは、新入生の募集を行っています。勢いよく飛び出して英会話を始めましょう。何かの終わりは何かの始まり、Graduation は、「卒業」を意味する単語です。同じく、Commencement と言う言葉も「卒業」と言う意味ですが、この言葉の第一義は、「始まり、開始」と言う意味です。中学生活の終わりは高校生活の始まりであり、大学生活の終わりは、社会人生活の始まりと言うことで Commencement と言う言葉が使われるのでしょう。生きている以上、卒業はないのです。
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http://www.epochcircle.com
エポック・サークルでは、新入生の募集を行っています。勢いよく飛び出して英会話を始めましょう。何かの終わりは何かの始まり、Graduation は、「卒業」を意味する単語です。同じく、Commencement と言う言葉も「卒業」と言う意味ですが、この言葉の第一義は、「始まり、開始」と言う意味です。中学生活の終わりは高校生活の始まりであり、大学生活の終わりは、社会人生活の始まりと言うことで Commencement と言う言葉が使われるのでしょう。生きている以上、卒業はないのです。
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英会話の効用
「正に留飲が下がる思いでした」とある女性が話してくれました。60歳を過ぎて初めて英会話を始められたこの女性は、英会話の勉強を始めた動機について、「若いころから英語は好きでしたが、やっと、この年になって少し時間が出来まして、少しでも話せればカッコいいかなと思って・・・」と言っておられました。
70歳を過ぎて初めての海外旅行へ参加されたそうです。ツアーのグループは、殆どが若い人で、70を過ぎて、しかも、一人で参加しているのは彼女だけだったそうです。添乗員付きのパッケージツアーだから英語を話す機会はないだろうと思っていたところ、ちょうど何かの都合で添乗員が居合わせなかったときに現地人らしき人(多分、アメリカ人)が近寄ってきて何か質問をし始めたそうです。周りの人たちは誰も知らん振り、気まずくなっている雰囲気の中で彼女が、May I help you? と言って立ち上がったそうです。そのときまでは、何でこんなおばあちゃんが参加するの、興味も違うし、話も合わないし、と言った感じで仲間に入れてもらえなかったそうですが、その一件以来、まるで英雄であるかのような扱いを受けたそうです。そして彼女は言いました、「生まれてこんなに気持ちのよかったことはなかった。英会話をやってて本当によかった」と。
彼女にとっても May I help you? と口に出すには、随分、勇気がいったことでしょう。
70歳を過ぎて初めての海外旅行へ参加されたそうです。ツアーのグループは、殆どが若い人で、70を過ぎて、しかも、一人で参加しているのは彼女だけだったそうです。添乗員付きのパッケージツアーだから英語を話す機会はないだろうと思っていたところ、ちょうど何かの都合で添乗員が居合わせなかったときに現地人らしき人(多分、アメリカ人)が近寄ってきて何か質問をし始めたそうです。周りの人たちは誰も知らん振り、気まずくなっている雰囲気の中で彼女が、May I help you? と言って立ち上がったそうです。そのときまでは、何でこんなおばあちゃんが参加するの、興味も違うし、話も合わないし、と言った感じで仲間に入れてもらえなかったそうですが、その一件以来、まるで英雄であるかのような扱いを受けたそうです。そして彼女は言いました、「生まれてこんなに気持ちのよかったことはなかった。英会話をやってて本当によかった」と。
彼女にとっても May I help you? と口に出すには、随分、勇気がいったことでしょう。
聞き取れない英語
まだ英会話を始めたばかりのころでしたが、ニューヨークの地下鉄に一人乗っていました。かなり混んでいて、聞こえてくるのは、電車の騒音と周りの人たちの全く理解できない会話ばかりでした。私にとってはただの音に過ぎず、例え、その音の中の一つが、私のことについて、とんでもないことを言っていたとしても、私には、ただの音でしかありませんでした。そんな時、突然、研ぎ澄まされたように意味のある言葉が私の耳の中に入ってきました。「すいません」と誰かが遠くで言ったんです。あの「すいません」と言う言葉がいかにはっきりと聞こえてきたかは、感動に値するものでした。やはり母国語での聞き取りは、すごいなーと思った体験談です。
このことは、世界中の誰にも当てはまることで、ロシア人がベトナムのバスに乗っていても、フランス人が中国の鉄道で旅をしていても同じことが起きるでしょう。当たり前と言えば当たり前ですが、こんな話も聞いたことがあります。ある日本人がある国に転勤を命じられ、分からない言葉の生活を強いられることになりました。毎日通う勤務先への道すがら、いつも見かける、何かを言いながら何かを売っている女性。何を売っているのかなーと思いながらも、時が過ぎ、やがて生活にも慣れ、何とかコミュニケーションも出来るようになったある日、聞こえてきたそうです、その女性が何を言いながら、何を売っているのかが。「耳は鍛えればどんな音でも聞き取れるようになる」というお話でした。
このことは、世界中の誰にも当てはまることで、ロシア人がベトナムのバスに乗っていても、フランス人が中国の鉄道で旅をしていても同じことが起きるでしょう。当たり前と言えば当たり前ですが、こんな話も聞いたことがあります。ある日本人がある国に転勤を命じられ、分からない言葉の生活を強いられることになりました。毎日通う勤務先への道すがら、いつも見かける、何かを言いながら何かを売っている女性。何を売っているのかなーと思いながらも、時が過ぎ、やがて生活にも慣れ、何とかコミュニケーションも出来るようになったある日、聞こえてきたそうです、その女性が何を言いながら、何を売っているのかが。「耳は鍛えればどんな音でも聞き取れるようになる」というお話でした。
便利な辞書
以前にネットに紹介されている英語の辞書について書きましたが、今回も知っていると重宝する辞書についての話です。
何か英語で表現したい時、そのことを言うために必要な単語は、和英辞典で調べれば分かります。でも、その単語をどのようにして使ったらいいのか、ということまで紹介されていないのが普通です。この種の名詞には、この動詞が使われると知っていれば、表現がずいぶん楽になると思われませんか。そのような語の結びつき(連語)が、紹介されている COLLOCATIONS と言う辞書が Oxford出版から出ています。
例えば、訳す、と言う動詞を英語にしたいとき translate と言う動詞を使いますが、do a translation と言う表現も必要です。押す(push)、パーティーを開く(×open a party)にしろ give a push や give a party と知っておくと使い勝手がよくて便利です。洗濯をするを wash だけ知っていたのでは、「洗濯をしましたか」を Did you wash? としか言えません。多分、wash what? って返ってくるでしょう。Did you do the washing? と言えば、洗濯は済みましたかと言う意味になって、きっちり意思が伝えられます。 COLLOCATIONS と言う辞書、是非、使ってみましょう。
何か英語で表現したい時、そのことを言うために必要な単語は、和英辞典で調べれば分かります。でも、その単語をどのようにして使ったらいいのか、ということまで紹介されていないのが普通です。この種の名詞には、この動詞が使われると知っていれば、表現がずいぶん楽になると思われませんか。そのような語の結びつき(連語)が、紹介されている COLLOCATIONS と言う辞書が Oxford出版から出ています。
例えば、訳す、と言う動詞を英語にしたいとき translate と言う動詞を使いますが、do a translation と言う表現も必要です。押す(push)、パーティーを開く(×open a party)にしろ give a push や give a party と知っておくと使い勝手がよくて便利です。洗濯をするを wash だけ知っていたのでは、「洗濯をしましたか」を Did you wash? としか言えません。多分、wash what? って返ってくるでしょう。Did you do the washing? と言えば、洗濯は済みましたかと言う意味になって、きっちり意思が伝えられます。 COLLOCATIONS と言う辞書、是非、使ってみましょう。